カラコンの使用期限について
みなさんは、カラコンに使用期限があることをご存知でしょうか。
例えばこの項で紹介するワンデータイプのカラコンであれば、使用期限は1日になります。
ではワンデータイプのカラコンの使用期限が過ぎているにも関わらず使用し続けた場合、いったい目にどのような弊害が起こり得るのでしょうか。
使用期限が切れているカラコンは、その状態が劣化し続けていることを意味しています。
その結果、さまざまな目のトラブルが発症しやすくなるのです。
「角膜の傷・アレルギー性結膜炎・細菌性結膜炎・白目のタコ(瞼裂斑けんれつはん)」など…。
上記に明記した症状には自覚症状があるため、カラコンを付けることをすぐ辞めて治療を受ければ完治すると思います。
しかし、「角膜内皮細胞の減少」といった症状が発症した場合は違います(非常に怖い症状)。
何故なら角膜内皮細胞の減少には自覚症状がなく、急に痛みを発症し出すからです
「角膜内皮細胞の減少→黒目部分が濁る→症状が悪化すると痛みを伴う」
そして最悪の場合、角膜移植を治療するしか治療法はないのです。
だからこそ私たちはワンデータイプのカラコンだけでなくすべての種類のカラコンに対して、使用期限をきちんと知っておく必要があるのです。
未開封のカラコンの保存期間
では次に、ワンデータイプのカラコンの未開封について考えてみたいと思います。
例えば「使用期限が切れていても未開封なら大丈夫」と思っている人もいるかもしれませんが、ある意味、それは大変危険な考えだ思います。
確かに一般的なカラコンは、パッケージにこのように記載されています。
「未開封なら常温で5年程度保存することができます。」
※ちなみに未開封のカラコンの保存期間は、製法などによって変わってきます。
では、何を持って大変危険な考えなのでしょうか。
それは、自分自身の視力の変化です。
当然のことですが視力が変われば、購入するカラコンも変わってきます。
そうしたことを考えれば1年以上使わない(未開封)カラコンは、購入すべきではないと思うのです。
ということでこの項では、「ワンデータイプの使い捨てカラコン~使用期限と未開封~」について触れてみました。